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Youth Project若者応援プロジェクト2017

若者応援プロジェクト
四国一周サイクリング Challenge!
- 2017 -

若者応援プロジェクト 四国一周サイクリングChallenge! リポート

 2018年3月11日(日)~21日(水・祝)、愛媛県自転車新文化推進協会が主催するサイクリング事業「若者応援プロジェクト 四国一周サイクリングChallenge!」が開催されました。
「若者応援プロジェクト」は、全国から募集した若者に四国一周サイクリングコースを自分たちでプランニング&実走してもらい、コース及び周辺の食・景観など四国の魅力、オススメ情報をSNSを中心に発信しながら四国一周約1000kmをサイクリングで11日間かけてめぐります。
 11日(日)、選ばれた14名の大学生6チームが、松山、高松、高知、徳島、宇和島の四国4県5地点より一斉に出発しました。

スタート時には春を感じる穏やかな天気に恵まれ、景色、食べ物、人に触れ、四国を楽しみながら走行しました。

合同トレーニングで受けたプロサイクリストの門田基志さんからのレクチャーを心がけながらも、行く先々で彼らにアクシデントが起こります。自転車がパンクしたり、体調を悪くして一時離脱など予定外の事態も。そして、終盤にかけて自然の厳しさも実感しました。冬に戻ったかのような寒い日々、ゴール当日も雨が降るなど最後まで気が抜けない状態が続きました。

いろいろあった11日間でしたが、21日(水・祝)に四国一周した学生たちが無事にゴールを迎えました。

ゴール地点の1つである愛媛県庁では、上甲俊史愛媛県副知事や門田さんをはじめ、スタートから見守ってきた仲間たちが出迎えます。
ゴールセレモニーでは上甲副知事、門田さんより完走証、完走記念メダルを贈呈し、学生に向けて労いの言葉をかけました。完走した学生たちも充実感のある表情を浮かべながら「自分でも頑張れば出来るんだと思った」「四国の人たちが優しかった」と今の想いを述べました。

セレモニー後には慰労会を開催し、ゴールした地点をつなぎ、14名の学生よりお世話になった門田さんへ「いっぱい自転車に乗る機会を与えてくれてありがとうございます」「今度は大学の仲間と一緒にサイクリングをしたいと思う」「一時離脱であきらめかけてた時に声をかけてもらって感謝しています」などとお礼のメッセージを伝えました。また、写真を見ながら走り続けた11日間を振り返りながら歓談しました。

最後に改めて四国一周について、「本番前は不安だったが、景色がきれいで食べ物も美味しいし、1日1日が印象に残った」「県には境目がない。人の温かさを感じた」など四国の魅力を実感するとともに、「山道をずっと走るとなったら無理だったかも。仲間がいたからこそできた」「他チームとも交流があって仲間意識が生まれた」と今回のプロジェクトならではの発見もありました。また、「雨もあったので気温差が大変だった」「軽装で行った方がよい」とサイクリング中の体調管理や「二人三脚で走ることでお互いの意見をどうやってまとめるか」とチームを組んで行動することの難しさにも気づかされることもあったと、慰労会が終わった後も話は尽きないままプロジェクトは無事に幕を閉じました。




事前合宿の様子

 2017年12月16日(土)17日(日)に、愛媛県今治市にあるホテル「アジュール」にて、愛媛県自転車新文化推進協会が主催するサイクリング事業「若者応援プロジェクト」の合宿が開催されました。若者応援プロジェクトとは、若者がサイクリングでの四国一周にチャレンジする企画で、来年の3月11日から11日間かけて一周します。

 合宿参加者は10名4チーム。合宿冒頭ではチーム名をつけることになり、「MeCan」「阿波の全力少年」「チームKMT」「クロワジエール」と、4チームともユニークなチーム名が名づけられました。

合宿初日には、サイクリングアイランド四国のプロジェクトパートナーであり、ジャイアント所属のプロサイクリスト門田基志さんから、道路交通法の解説や安全なサイクリング方法について講義がありました。

参加者からは「交通ルールについて、いままで知らなかったことがハッキリして良かった」「走行ルールが明確になって、迷いがなくなった」という声が聞かれました。また、万が一も想定して「救命講習」も行われ、倒れた人の救助方法を具体的に実演練習しました。

 初日の午後には、門田さんやコーチスタッフと共に、交通ルールを確認しながら、今治市街地を走行。走行前、チームKMTの小室さんは「緊張しているが、安全最優先に走りたい」と意気込みを語り、走行後は「声を掛け合うなど、後方確認の重要性がよくわかった」と改めて安全にサイクリングするための方法を認識していました。

 市街地走行を終えると、門田さんからは「まさか、もしかしたらを想定して走ることが重要」とアドバイスがあり、合宿初日は終了しました。  翌日は、チーム編成を混成して、走力テストが行われました。寒空の中での走行であったが、参加者たちは一心不乱にペダルをこぎ、約70キロの道のりを走破。走行後には、門田さんを交えた反省会が行われ、「手信号も大切だが、声かけも重要」「前後の意思疎通が大切」という意見が多く出て、情報共有しながら走行することの重要さを感じていました。

 合宿の最後には、参加者たちが目標を語る場があり、「この合宿の経験を3月に活かしたい」「道路交通法とか教えていただき、サイクリストとして胸をはって四国一周を走ってきたい」「この合宿で学んだことを、地元に持ち帰って、仲間のみんなに広げていきたい」と熱く語り合って、合宿を終えました。

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