FORMOSA900 FORMOSA900参加者の感想
FORMOSA900参加者の感想
小澤 佳郎さん
私はこれまで、日本国内において東北や北海道、その他、佐渡島へも渡り、心を満たされる自転車ライフを楽しんで来たが、この最近は、主に県内中心の走行に留まり、なにか物足りなさを感じていた。
そのような中、昨年開催された「EHIMEサイクリングプロモーション隊」の一員として台湾に渡り、環島イベント「FORMOSA900」の参加者であった知人からの勧めもあり、初めての海外走行に魅力を感じ、迷いなく今年の「EHIMEサイクリングプロモーション隊」に応募した。
当日まで、初めての海外サイクリングへの期待感と、8日間連続で走ることへの不安感を抱きながら、台北のランドマークタワー「台北101」に見送られ、「FORMOSA900」がスタート。
これから8日間、約900kmを超える旅が始まる。
台湾の交通事情は、日本と逆の右側走行で最初は戸惑いもあったが、郊外に出ると、二輪車専用レーンもあり、走りやすかった。
舗装状況においても走行路面はきれいで、段差や凹凸もあまりなく、ストレスなく走行できる。
帯同しているサポートスタッフは、台湾文化や事情も詳しく、地元で採れる珍しい果物を提供してくれたり、先回りして曲がるのが難しい交差点で誘導してくれたり、スタッフ同士の連携も抜群で、交通安全に配慮した対応も万全で大変感銘を受けた。
更に、感心したのが、サポートカーのトラブルへの対応。
2日目の走行中、立て続けに2度のパンクに見舞われた。
1度目のパンクは、事前に準備されていたスペアのホイールに交換し、すぐに再スタートをきることができたが、その再スタート後から間もないうちに、2度目のパンク。
予備のホイールがあるのか心配していたのだが、1度目でパンクした自分のホイールが既に修理を終えて元通りになっており、すぐに交換し、遅れることなくスタートできたことは、サポートカーへの信頼感が高まり、その後の行程を安心して走行できる要因となった。
充実したサポートを受けながら、台北から反時計回りで台湾全土を移動。
台湾各所の古びた街並みやその間から見える現代的建築物、何気に現れる豪華絢爛の寺院、峠のワインディングロード、広大な田園風景、そして、その景色をつなぐどこまでも続くサイクリングロード。
台湾の新鮮な景色が絶え間なく自分の心を潤し、楽しませてくれて、あっという間に8日間の旅を終えた。
最後に、関係者の皆様のサポートのおかげで、楽しく無事完走することが出来たことに深く感謝申し上げます。
また、たくさんの参加者と親睦を深めることもでき、こんな貴重な経験ができたのも、快く送り出してくれた家族や職場の皆さん、本当に感謝。感謝。
DAY1 新竹市を快適に走行
DAY6+台東+愛媛隊で田園地帯を走行 DAY8+台東 海岸線を走行