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FORMOSA900 FORMOSA900参加者の感想

FORMOSA900参加者の感想

赤木 一徳さん

プロローグ

“有些事現在不做、一輩子都不會做了 (今やらなければ、一生できないこともある)” 環島を題材にした台湾映画『練習曲』で語られたこの一言が、私の心に強く残りました。
この言葉に背中を押され、2024年5月1日、「四国一周サイクリング CHALLENGE 1,000km プロジェクト」にエントリーしました。ここから私の「台湾一周」への第一歩が始まります。

愛媛県に移り住んでから、サイクリングガイド講習に参加し、時にはガイドとして「四国一周、はじめの一走は愛媛から!」や「四国一周ファンミーティング」などにも関わってきました。しかし、「自分は四国一周すらしていないのに、このままでいいのだろうか」 と。そこで2024年は、まず四国一周を達成し、その先に台湾一周も見据えて挑戦すること を決めました。
2024年7月、5日間をかけて四国一周に挑戦し、無事ミッションをクリア。しかしその直後、膝痛が悪化し、8月には入院・手術となりました。経過は順調だったものの、2024年の台湾一周は断念せざるを得ませんでした。
年が明けた2025年。「今年こそは必ず台湾へ行く」と心に誓った3月、「FORMOSA900」 と「EHIMEサイクリングプロモーション隊」募集の知らせが届き、迷わず申し込みました。11月に向け、再び準備が始まります。

ところが、前年の健康診断をきっかけに複数の精密検査を受けることに、思いもよらぬまさかまさかの「がん」告知を受けました。医師からは全摘出手術を勧められましたが、11月の台湾一周について相談すると、「大丈夫、頑張りましょう」と力強い言葉をいただきました。6月に手術、7月からリハビリを重ね、少しずつ体を整え、ついに出発の日を迎えます。

そしてやっと台湾へ!

11月8日、台北市政府前に集まった「FORMOSA900」の参加者たち。快晴の中、8日間の旅が始まりました。初日は台北から西海岸へ出て南下。台湾は自転車道や広い路肩が整備されており、安心して走ることができます。夕刻、西海岸に沈む美しい夕陽を眺めながら、「やっと台湾に来られた」という喜びが込み上げました。

2日目、3日目と西海岸の海岸沿い、内陸を南下し、ジャイアント本社では温かい歓迎を受け、北回帰線のシンボルタワーも通過しました。
しかし4日目以降、台風が接近。台南から恒春へ向かう道中では、前が見えないほどの暴風雨に見舞われました。過酷な状況の中、仲間と声を掛け合いながら進む時間は、闘病生活を支えてくれた人々への感謝と重なりました。
5日目には安全を優先し、やむなくバス移動となりましたが、後半は東海岸を北上。
6日目、台東から瑞穂の田園地帯を走り、台湾のテレビ局の取材を受けるという貴重な経験もしました。
7日目にはサイクルトレインの利便性に感動し、花蓮では街を巡りながら台湾の進んだサイクリング文化を肌で感じました。
最終日、トンネルを抜け、山を越え、再び台北へ戻った瞬間、心に浮かんだのは「人生の困難も、ペダルを止めなければ必ずゴールに辿り着ける」という確信でした。

この8日間で得たのは完走証だけではありません。仲間と笑い、異国の風を感じ、挑戦する喜びを再確認できました。「誰でも、いくつになっても、挑戦はできる」 愛媛の地から、これからもこの想いを伝え続けていきたいと思います。

formosa900前半戦、南へ南へ!

formosa900前半戦、南へ南へ!

台風一過!太平洋の夜明け! 台風一過!太平洋の夜明け! formosa900四国一周チャレンジャー formosa900四国一周チャレンジャー

参加者一覧 2025年

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