FORMOSA900 FORMOSA900参加者の感想
FORMOSA900参加者の感想
山口 広隆さん
5年前に四国一周を達成し、次は台湾一周走破をと考えていたものの、仕事や家庭の事情もあって参加を躊躇していた。
しかし、「人生で悩んでいる今が一番若くて元気! 自転車人生35周年のメモリアルイベントとして台湾一周にチャレンジしよう!」と奮起し、参加を決意した。
旅の始まりは台北から
オープニングセレモニーを台北101で盛大に行った後、都会の喧騒を駆け抜けて次の目的地へ向かった。
河川敷のサイクリングロードでは、多くのサイクリングを楽しむ家族連れやカップルとすれ違うがその大半がシェアサイクルを利用していることに驚いた。しかも街中や観光地にステーションがあり、気軽に借りられるシェアサイクルはサイクリングだけでなく、観光や日常の通勤・通学・買い物にも広く使われているようで、“ママチャリ”のような個人所有の自転車は少なく放置自転車もないためか美しい景観が保たれていた。この光景がぜひ日本、いや愛媛でも当たり前になってほしいと強く感じた。
自転車ファースト
郊外に出ると、二列で並走できる自転車専用レーンが常設されており、とても安全かつ安心して走ることができた。日本のように車からのクラクションや嫌がらせもなく、二輪が自動車と対等であることを肌で感じる。さすが自転車先進国だ。
ガイドスキルとE-bike
ルート上にはいくつか分岐があるが、そのたびにE-bikeに乗った女性ガイドが集団の先頭までスッと走り、分岐点でホイッスルを吹きながら誘導してくれいた。連日のライドで先頭と最後尾を行き来するのは大変なはずだが、女性ガイドは疲れた様子を見せず、常に集中し業務を行っていた。女性ガイド自身の力量はもちろんだが、それ以上にE-bikeの恩恵が大きいと感じた。
私が経験した「サイクリングしまなみ」でも、最後尾などを担当する移動監察員にはE-bikeが非常に有効で必要だと実感した。体力を温存することで、お客様へのフォローをより十分に行えるだろう。
アクシデントも良い思い出
スタートから4日目。台湾南部の街「恒春」付近に台風26号が上陸し、暴風雨を伴い天候は荒れ模様となった。その影響で河川が氾濫、ルート上の橋が崩壊し通行不能となり、2日間の行程がバスと汽車での移動に変更となった。大きく落胆したが、参加者の安全を最優先に考え、迅速に代替手段を手配してくれたジャイアントアドベンチャーのスタッフのプロフェッショナルな対応には深く感心した。
上手な観光資源の活用
スタートから6日目。ルート上にある池上は台湾を代表する米どころで、美しい田園風景が広がっている。そこでは道路の一部を封鎖し、観光客がレンタル自転車や電動自転車で田園や名所を巡れるサイクリングエリアとなっていた。また「福隆」には、戦前に造られた廃線を活用した約2kmのサイクリングトンネルがあり、歴史・文化・観光が融合した人気スポットとなっていた。アイデアと工夫次第で観光資源として活かす方法は無限にあるのだと強く感じた。
台湾一周(環島:ファンダオ)945km(−225km)を終えて
台湾は、間違いなくサイクリストにとっての天国だった。道は整備され、景色は美しく、ご飯はおいしく(お酒も大変おいしく)、そして人々は優しい。興味のある方は、ぜひチャレンジしてほしい。一生の宝物になるはずだ。
そして私(たち)には、もう一度台湾を訪れて、走れなかった区間をリベンジするという“宿題”ができた。いつかそれを叶え、「環島」を完遂したいと心から願っている。
再見! 台湾!!
「伯朗大道」にある金城武の樹の下で金城武になりきる私
台北101から環島スタート
十分老街の線路にて




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