窪田 三思さん

環島初日、少し肌寒い小雨の中100名以上が集まり参加者全員がFORMOSAジャージを着てライドがスタートしました。日本からの参加は約30名。その中の10名が私たち愛媛隊。イベントの開会式に全体で準備体操。体操は以後毎朝行われました。９日間ライドすることを考えてか？台湾の方の習慣なのか？！とても良い習慣。

〜四国一周をしたメンバーだからこそ〜
愛媛隊のみんなが四国一周をしたメンバーだったので、集まった段階で共通の話題がありすぐ打ち解けました。初日から色々ハプニングがありましたが、それが旅の醍醐味。日を追うごとに結束力も高まりました。

〜台湾の自転車環境と風景〜
台湾は車も自転車も右側走行。そして二輪車・自転車専用レーンがあるのです！
これがとても走りやすい。ツアーの中で２箇所、自動車が通れない歩行者・自転車等専用の区域もありました。私たちサイクリストには楽園の区域でした。
台湾でもハンドサインがありましたが日本とは異なるサインもあり新鮮。
風景に関しては台湾一周は日本一周と同じ感覚で、毎日約100km移動すると街並みや景色も変わり、台湾の煌びやかさや自然の豊かさなど毎日様々な景色が観られて楽しめました。

〜台湾の食文化を堪能〜
毎日ライド中の補給食にその土地でできたフルーツを提供してくださり、ライドの楽しみの一つになりました。一番印象に残っているのが釈迦頭（シャカトウ）仏様の頭の螺髪の部分に似ているからこの名前がついたそう。現地の方はバンレイシと呼ぶそうです。
昼食も夕食もその土地ならではのお店で堪能しました。一人でライドしていたらこんなにいろんな名所に行っていろんな食にありつけただろうか？四国一周の時は時間がタイトだったのでコンビニで補給することが多かったような…また四国一周する時はグルメも楽しみながらライドしたいと思います。

〜ライド中の写真について〜
このツアーだからこそ！の写真をスタッフの方にたくさん撮って頂きました。特に走行中の写真は普段撮っていただく機会が少ないので有り難かったです。この撮って頂いた写真は全て無料（公開期日あり）で共有してくださり感謝しかありません。
ちなみに私自身、写真は約2,400枚、動画は約130撮りました。

〜カラダの変化・運動指導者として〜
毎日の走行距離を考えると下半身の疲れがあると思いきや、首や肩周り。背中や腰の疲れの方が目立つようになりました。これは私だけではなく他のメンバーからも聞くようになりました。加えてお尻の痛みも出てきた人も。
台湾一周には脚力はもちろんですが長時間（休憩しながら１日に５〜６時間）自転車に乗り続ける体力の方が大事だと思いました。そして休憩毎にストレッチや軽い体操をしておくのも有効。お尻の痛みに関しては必要に応じて立ちこぎ（ダンシング）をしたり、比較的新しいパッド付きのパンツを装着してお尻への負担を減らすことができると思います。今後四国一周、台湾一周される方の参考になれば幸いです。

〜結びに〜
この旅が楽しい自転車旅行として終われたのは全員が無事完走できたことに尽きます。それを支えてくださったのは、サポートカーやスタッフの方が先回りして誘導してくださったり、無線を使いながら集団のペースをコントロール等してくださったおかげです。また参加者全員がハンドサインや声がけの連携も安心安全走行につながりました。
毎日ほぼ100kmのライド。９日間連続走行。台湾一周、貴重な体験。　
どの地域でも加油！加油！（ジャヨウ）日本語でがんばれぇ！の声援を台湾の方からいただきました。「加油」は私たちを自然に笑顔とやる気にさせてくれる魔法の言葉。
今回台湾一周に関わった全ての人に感謝の念に堪えません。
謝謝　ありがとうございました。

Instagramのハッシュタグ「＃34の台湾一周」で私の投稿をご覧いただけます。