久藤 真由子さん

2019年３月。四国一周ファンミーティングに参加し、台湾一周とダブルで達成出来る事を初めて知った。その時は自分が台湾を走るなんて1ミリも思っておらず、達成者を凄いなぁと羨望の眼差しで見ていた。
2023年８月。今年行けなければ、次はない！と申込んでいたFORMOSA900ツアーに選ばれたとの連絡。旦那と２人でこの幸運に大喜びした。
慌ただしく準備を整え、気付けばもう11月出発日。朝４時集合にも拘らず、パッチリ目が覚めた。こんなにワクワクする気分は久しぶりだ。そして海外も。果たしてゴール出来るだろうか？
台北のホテル到着後、地下駐車場ですぐに自転車の組立。言葉は通じなくても現地スタッフが大汗かいて動き回ってくれた。
DAY1、生憎の小雨。多国籍な参加者と一緒にセレモニー後、いよいよスタート！右レーン走行にもすぐに慣れ、ゆっくりサイクリングロードを走る。雨もすぐに止み、異国の風景を楽しむ日本騎士総勢30名。全員同じジャージでチーム感満載。楽しいしかない！初日を無事走り終え、夜は飲茶と台湾ビールをこれでもかと堪能した。
DAY2～7、ホテルでモーニング、ストレッチ後の７時30分から17時頃までサイクリング三昧。到着後はシャワーと洗濯に追われた。食事は昼夜とも円卓を囲んで品数豊富な中華料理。ストップ&ゴーの連続で疲弊した日が１日だけあったものの、身体の疲れも殆どなく、すっかりこのルーティンに慣れていった。
DAY8、途中鉄道移動。車両にそのまま自転車を乗せるスタイル。なんてシンプル！
DAY9、晴天に恵まれ、台北へ向けて山を越える。この旅もあと少し。終りたくないと皆で言い合う。日没までに0km地点を目指し、最後は爆走。そしてついにゴール‼︎全員完走！やったー！スタート前の不安と期待が、ゴール後は嬉しさと寂しさに変化していた。
GIANT本社、風車、順澤宮、十分ランタン等の観光や、地元住民の温かい声援を受けながらの台湾環島。何物にも変え難い、貴重な体験だ。この感動は経験者のみのご褒美。ぜひ、全てのサイクリストに味わって欲しい。
今回参加の皆さんや、サポートスタッフとのご縁にも本当に感謝。特に通訳ライダーのメイさん。ユーモアとサービス精神に溢れ、愛媛隊は全員ファンになった。彼女のおかげで楽しい旅が更に何倍増しにも感じられた。謝謝！
それにしても、自転車１つでこんなに世界が拡がるなんて！さて、次は何処へ行こう？
NO CYCLING NO LIFE！