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Youth Project 若者応援プロジェクト2025

若者たちの四国一周2025

5日目 徳島県・徳島市〜海陽町

夜明け前に降った雨のおかげか、朝の空気はほどよく涼しい。ときおり小雨が落ちてくるが、雲の合間からは太陽が顔をのぞかせ、光が差し込む。天気に揺さぶられながら、彼らの5日目が始まった。

最初の目的地は「道の駅 公方の里なかがわ」。向かい風を受けながら国道55号を進み、9つ目のスタンプを獲得する。しかし、連日の走行で脚は重く、体にはだるさが残る。佑輝さんは「休息日が欲しいくらい」と本音を漏らす。それでも地図を広げ、次の目的地を相談し合う。旅の途中でのこうしたやりとり自体が彼らを成長させているように感じる。

少しずつ増えていく四国一周のスタンプ。やっと1/3ほどが埋まった。旅は続く

次の目標「道の駅 日和佐」を調べていた俊介さんが、珍しく声を上げた。「おお!」と目を輝かせたのは、足湯の情報だった。絶妙なタイミングに、ふたりの期待が膨らむ。

次の目的地を目指し山間の上りを進む

幹線道路を離れると、道は徐々に山道へ。ゆるやかな登りと長い坂道に、疲労はじわじわと蓄積する。それでも休憩を挟みつつ、着実にペダルを回し続けた。ようやく辿り着いた道の駅では、土佐名物アイスクリンで一息。シャーベットのようにシャリシャリとした食感、さっぱりとした味わいが体に沁みわたる。しかし、期待していた足湯は臨時休業…。試練は続く。しかし、この日あたりから、旅は特別な出来事ではなくなっていった。走ることも、迷うことも、起こることも、その日の一部として受け入れられていた。

「道の駅 日和佐」で土佐名物アイスクリンを食べる

13時半、国道沿いであてにしていた定食屋もまさかの休業。食事にありつけぬまま、ふたりは行動食をエネルギーに進む。南阿波サンラインに入ると標識は9%、10%と厳しい勾配を告げる。さらに第一から第四まで展望台をつなぐ全長9.3キロは尾根道かと思いきや細かなアップダウンが繰り返される。

昼食を予定していた定食屋は臨時休業中。ここからの長い上りは行動食でエネルギー補給することに

第四展望台に到着する。眼下に広がる海と山のコントラストが、苦しい道のりを越えた達成感を強く刻みつけた。「行くか!」「行きましょう!」――気合いを込めて宿への道へと漕ぎ出していった。

第四展望台からの海景色

徳島県海陽町と高知県東洋町を結ぶ海岸線を走るDMV(デュアル・モード・ビークル)を見学

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