Youth Project 若者応援プロジェクト2025
若者たちの四国一周2025
11日目 愛媛県・宇和島市〜松山市
薄い雲のベールがかかってはいるものの、空には再び太陽が戻ってきた。旅は11日目、いよいよ最終日だ。
宇和島の街を抜け、長く続くオレンジロードの直線を登っていく。いくつものトンネルを抜けながら、西予市へと向かう。まず目指すのは「道の駅どんぶり館」。スタンプを押し、昨日定食屋でもらったみかんを頬張る佑輝さん。その表情には、旅の終わりが近づいている実感がにじむ。
宇和島の街を抜けてオレンジロードの長い登りの途中には宇和海を望む展望スポットがある
いくつものトンネルを抜ける登り道のピークを抜けると西予市に入る
続いて立ち寄ったのは「宇和米博物館」。古い小学校の校舎を移築した施設で、「ぞうきんがけレース」が名物だ。上履きを履き、サポーターをつけ、両手をぞうきんに置いて――いざスタート。109メートルの廊下を全力で駆け抜ける。ゴール後の息を切らした笑顔には、独特の達成感があった。計測係の方に労われ、記録保持者の話を興味深そうに聞くふたり。その姿に、この旅で培った「挑戦する楽しさ」が重なって見えた。
「宇和米博物館」は古い小学校の校舎をこの場所に移築したもの
部屋中に黒板が置かれた部屋。俊介さんは旅人の想いにカメラを向けけた
旅の想いを黒板に残すゆうきち(佑輝さん)
ぞうきんがけレース(Z1)の説明を受けるふたり
いざレース!俊介さんは銅メダルならぬ銅バッジをゲットする。なかなかの好成績
やりきったふたり。笑顔があふれる
「道の駅 八幡浜みなっと」でスタンプを押し、補給を済ませる。ここからはミカン畑が重なり合う山々が一望でき、秋の柔らかな光が風景を包み込む。山を越え、海沿いの「ゆうやけこやけライン」へ。穏やかな海を眺めながら、平坦な快走路を進む。
「道の駅八幡浜みなっと」からはみかん山が望める
「下灘駅」に立ち寄る。海とつながるようなホームからの眺めは息をのむほど美しく、旅の終わりを迎える彼らを静かに見守るようだった。
海岸線の景色の美しさに立ち止まりカメラを手にする俊介さん
下灘駅の美しい景色に佇むふたり
そして、「道の駅 ふたみ」で四国一周最後のスタンプを押す。夕陽が傾きはじめ、松山市の街並みへと続く道をひた走る。11日間を走り抜けたふたりの背中を、茜色の光がやさしく包んでいた。
最後のスタンプを押してフィニッシュの松山を目指す
やがて、スタート地点の愛媛県県庁へ。長く、そして濃い旅がついに終わった。
フィニッシュのあと、ふたりはそれぞれに言葉を残してくれた。
旅の最終地点、愛媛県庁にフィニッシュ!!
愛媛県職員から四国一周のメダルが贈られた
俊介さんは「限界求ム!」もっと挑戦したい。自転車で世界を旅してみたいと笑う。佑輝さんは「向上心」もっといろんな場所を走って、いろんなものを見たいと話した。
旅の中で、彼らは多くの景色に出会い、人の優しさに触れ、初めての長い挑戦を終えた。11日間を走り終えた彼らの言葉は、前を向いていた。この旅が終わっても、何かが終わったようには見えなかった。
それぞれの言葉を胸に、ふたりはまたペダルを踏み出していく。




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