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Youth Project 若者応援プロジェクト2025

若者たちの四国一周2025

8日目 高知県・中土佐町〜四万十市

出発してから初めて迎える“完全な雨予報”の一日。気温も前日より低く、肌寒さを感じる朝だった。それでも雨はまだ落ちていない。ふたりはペダルを踏み出した。

最初の目的地は「七子峠」は標高300m。前夜に宿泊した久礼の町は見えなかったがその沖の海が見えた。国道を外れると車の数は減り、やがて米の耕作地もどんどんと少なくなっていく。道は清流・四万十川へと合流して、川下りを楽しむように流れに沿って走った。

海沿いの久礼から山道を上り七子峠へ

「道の駅 四万十大正」は、全長196キロに及ぶ四万十川のほぼ中間地点。ベンチに腰を下ろしてのんびりと休憩し、スタンプを押して再び走り出す。この頃、予報通り雨が降り出したが、幸いにもすぐにやんだ。実はふたりは雨具を持っていない。荷物を減らすために、スタート地点の車へ置いてきたのだ。その選択がこの先どう響くかはまだ分からない。

この日最初のスタンプは「道の駅 あぐり窪川」

山間の田園地帯を走り抜ける

「道の駅四万十大正」で夏の終わりにセール価格になっていた、ラムネソフトで体をいやす

道中で立ち寄ったのは「第一三島沈下橋」。タイミングよく予土線のディーゼル車が橋を渡ってきた。偶然かと思えば、実は鉄道好きの佑輝さんが事前に時刻を調べていたという。沈下橋と列車、そして四万十川――思い出の一枚が心に刻まれた。

四万十川にかかる沈下橋のひとつ、第一三島沈下橋をわたる。数ある沈下橋のなかからここを選んだのは、鉄道橋と並走するからだ

次の目的地「道の駅四万十とおわ」では昼食をとり、しばしゆったりと過ごす。走り出すと丸太を満載にしたトラックとすれ違った。四万十流域は良質なヒノキの産地として知られており、林業の盛んな地域であることを思い出させられる。

「道の駅四万十とおわ」でとり唐揚げ定食を食べる

さらに進んだ「道の駅 よって西土佐」では、ふたりの笑い声が絶えなかった。旅も中盤を過ぎ、お互いの信頼が深まり、空気が軽やかになってきたのだろう。

夕暮れが迫る頃、最後に立ち寄ったのは「岩間大橋(岩間沈下橋)」。雄大な四万十川を背景に、その風景を胸に刻む。そして宿へとペダルを進めた。結局、本格的な雨には見舞われず、山間の大自然を心ゆくまで楽しむ一日となった。

四万十川には漁師の姿も。鮎漁だろうか

次の道の駅を目指して、四万十川を下っていく

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